つらさ乗り越え自殺予防へ=遺族支援で集い−大阪(時事通信)

 家族を自殺で亡くした遺族らでつくる「ぬくもりの会」など大阪府内の各団体代表らが18日午後、同府東大阪市で開かれる「自死遺族支援のつどい」(同市主催)に臨む。遺族会と行政が連携し、一般の人々にも開放される。同会の田内やすひろ代表(41)は「ネットワークで遺族の声をより広く届け、自殺予防の新たな力になりたい」と話している。
 「身内同士ではつら過ぎて話せない」「自分が無価値になった気がした」と同会の遺族は語る。
 NPO法人の調査によると、自殺者の周囲の人々は、心身への深刻な影響、親類や職場の偏見、経済的ダメージなどに悩まされる。後追い自殺の確率も一般よりかなり高いと言われる。
 一方、同会の遺族には苦しみを分かち合う中で、次第に自殺予防を志すようになった人も多い。
 母親を亡くした30代女性は「わたし自身が変わりたい。遺族だからこそできることもあるはず」と、田内さんが主導する遺族支援の研修に参加、悩む人との接し方を学ぶなど前向きだ。
 「つどい」では遺族の体験談のほか、各団体代表のパネルディスカッションがある。市の担当者は「今までの自殺対策は、うつ病などに周囲が気付くことが重視され、遺族のケアは一番取り組まれてこなかった。多くの人に現状を知ってもらいたい」と話している。
 「つどい」は入場無料。問い合わせは東大阪市保健所健康づくり課 電話072(960)3802。 

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